保育士ブログ [昭島昭和町園]

泣く!ということ

我が家の娘は、小さい頃とてもとても泣き虫でした。
知らない場所に行くと必ず、泣く!泣く!泣く!

喜ぶであろうと楽しみに連れて行ったイベントショーでは、大きな音に驚いて泣く。
遊園地でもこれまた同じ。大きな音に泣き、アトラクションの中が暗いと言っては泣く!泣く!泣く!
ベビーサークルに連れて行けば、お友達が触っただけで泣く!公園でももちろん同じ。
音楽教室では、楽器の音に泣き、先生の声に泣く!

ママは、悩みました。そして、泣くこと=いけない事・・・と思うようになりました。
泣かせないように、泣かせないように気を付けて・・・
それでも、泣きわめく娘を連れて、それでも色々な場所に出かけました。
泣かれると、辛かった。
ママだって、泣きたい!・・・外では我慢したけれど、家では一緒にわんわん泣きました。

そんな娘も少しづつ色々な事に慣れ、幼稚園に行く歳になりました。
不安で仕方なかったのは、娘ではなく私の方です。
初めての面接のとき、「きっと、泣いてばかりだと思う」と心配なことを口にしました。
けれど、先生はにっこり笑って「泣くことは、ちっとも悪いことじゃありませんよ」
と仰いました。・・・え?・・・驚きました。
「泣く!ということは、ちゃんと自分の気持ちを表せている!ということです。出せているんだから、心配しなくても大丈夫。出せないときの方が大変ですよ」
そんな風に考えたことなどありませんでした。まさに、目からうろこ・・・でした。

子どもが泣いているとき、その涙の訳がわかっていれば、心配することはないのです。
無理に泣きやませようと、叱る必要はないのです。気がすむまで泣くときがあってもいいのです。
大人も同じ。ママだって泣きたい!そんなときは、たくさん泣いていいのです。
子どもは、ママの思う通りに動いてくれるものではありません。
むしろ、その逆。だから歯がゆいことも辛いこともたくさんあります。だからママも泣いて当たり前。

我慢してイライラして、逆に子どもに八つ当たりしてしまって自己嫌悪。
よくやっていました。
でもそんな事をして自分を嫌いになるよりも我慢の限界が来る前に出してしまった方がいいのです。
大きな声で泣くと、案外スッキリするものです。
しくしく泣くのではなく、涙をポロリと流すのではなく、思いっきり泣くのです。
そしてスッキリして、子どもの前で笑顔でいられる時間が増えればみんな幸せ。
自分のことも少し好きになれるのかもしれません。
明日もいい一日でありますように・・・笑顔のママでいられますように・・・(み)

昭島昭和町園

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